足寄キリスト教会

教派

足寄教会はメノナイト というグループに属する教会です。北海道メノナイト協議会に加盟しています。

メノナイトは、歴史上プロテスタントから更に枝分かれした「アナバプテスト(再洗礼派)」に属します。一部の再洗礼派は互いの足を洗い謙遜を示す「洗足式」をします。また、メノナイトは絶対平和主義を掲げ、良心的兵役拒否などの平和運動で知られています。

詳しくはこの下の「メノナイトとは」をご覧下さい。

活動

共に主の恵みと救いに預かってほしいという願いを持って、小さい町の小さい教会が戸口を開いています。真理を求める人、神の愛を求める人、支えを必要とする人、さまざまな人が教会に参加し,毎週主日礼拝を守っています。水曜日は喫茶マンナを開いて、子供からお年寄りまで老若男女に、憩いの場を提供しています。

教会堂で、ピアノ教室、音楽サークル、英会話教室、茶道教室などを開いています。

歴史

1951年、アメリカのメノナイトの宣教団が日本に来て北海道で最初に伝道を開始。北海道の各地にメノナイトの教会が作られました。1954年「日本メノナイトキリスト教会協議会」を組織しました。足寄教会は帯広にいた宣教師から洗礼を受けた信者が、1956年に足寄で家庭集会を開いたのが始まりです。宗教法人登録後の1969年に、緑色の三角屋根に白壁の会堂が建築され、現在の場所に足寄メノナイト教会としての正式な活動が始まりました。2000年9月には現在の教会堂が完成して、礼拝を行っています。

現在礼拝出席者13−17名ほどの小さな教会です。(教会員数、40名)常勤の牧師先生はいません。

足寄教会年表

1951アメリカ人宣教師、帯広で宣教活動開始 日本メノナイト教会誕生
1954北海道メノナイト協議会誕生  第一回信徒大会
1956足寄 家庭集会開始
1957足寄教会第一回洗礼式
1963石本二郎牧師夫妻着任(〜1983年)
1964教会付属保育園開設 会堂竣工献堂式 、教会宗教法人化
1969新会堂竣工献堂式 リー・カーネギー夫妻が3教会(陸別、本別、足寄)協力宣教師として着任(〜1972年)
1972鹿追集会開始
1982里見が丘教会礼拝開始
1983教会付属保育園閉園 マービン・ヨーダ−宣教師夫妻、牧師として着任(1990年帰国)
田村美昭牧師(富良野教会)、協力牧師として着任 (〜2007年)
足寄教会と里見が丘教会を統合
足寄教会里見が丘伝道所発足
1984鹿追集会閉鎖
2000新会堂献堂式、チャペル喫茶マンナ開店
2001浅井礼二牧師就任(〜2004年)  教会新築献堂式 
現在

日本メノナイト足寄キリスト教会
089-3712足寄郡足寄町南2条4丁目
電話 0156-25-3058

メノナイトとは

足寄教会の信仰の中で聖書の次に大事な要素を占める「メノナイト」について説明します。

「日本メノナイトキリスト教会、平和・宣教センター」が作成した「教会案内」です。

メノナイト教会は、16世紀のアナバプテスト(再洗礼派)運動を源とするキリスト教会です。新生児洗礼を退けて、信仰の自発的な告白に基づく「信じる者の洗礼」を重んじました。

「メノナイト」という名前は、オランダでこの運動の指導者だったメノ・シモンズ(Menno Simons、1496-1561)からとられたもので、「メノの仲間たち」という意味です。

だれも、すでに据えられている土台以外の物を据えることはできないからです。その土台とはイエス・キリストです。(Iコリント3:11)という聖書の言葉が、メノ・シモンズのモットーでした。北海道には1951年、アメリカから宣教師が派遣され、伝道の第一歩をしるしました。

聖書を重んじる教会

わたしたちは、聖書が権威ある神の言葉であることを信じます。何よりも聖書を深く読み、そこから神のメッセージをくみ取り、これを日々の生活において実践しようと努めてきました。とくに聖書に書かれたイエス・キリストの教えと、その行動をよりどころとして、キリストのみあとを歩もうとしています。

「神は昔、預言者たちによって、多くの部分に分け、多くの方法で先祖たちに語られましたが、この終わりの時には、御子にあって私たちに語られました。神は御子を万物の相続者と定め、御子によって世界を造られました。」(ヘブライ1:1-2)

キリストにある共同体としての教会

メノナイト教会は、神の導きによって呼び集められた、イエス・キリストを主(しゅ)と信じる者の群れです。共に神を礼拝し、聖書の教えを学びあいます。信仰の家族として交わりをし、祈りあい、助けあってキリストの愛を証します。逆境にあるときも、生きる力と希望が与えられるよう物心両面において支えあい、信仰による神の民の共同体をめざしています。

大勢いる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、一人ひとりは互いに器官なのです。(ローマ12:5)

世界に奉仕する教会

わたしたちはイエス・キリストの弟子として、神を愛し、隣人を自分のように愛する生き方をめざします。全人類の平和と救いのためにご生涯をささげられたキリストの生き方に従って、メノナイト教会は難民救済や災害救援などの奉仕をし、開発・医療・教育などの分野で、国の内外を問わず、人的・物的援助の自発的活動を行っています。

それから、イエスは彼らに言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。」(マルコ16:15)

平和をつくりだす教会

メノナイト教会の最大の特徴の一つは、敵をも愛するキリストの生き方にならって、愛によって平和をつくり出そうとすることです。いかなる暴力や戦争にもよらない紛争解決をめざします。

それはキリストが、十字架の死に至るまで神に全く服従して愛の生涯を送られ、そのことによって、神との和解と平和をもたらしてくださったからです。わたしたちは、戦争・貧困・不正義など、さまざまな暴力に苦しむ人たちのために、地域社会から国際社会まで、広く平和づくりのために働く者でありたいと願っています。

悪を離れて善を行い、平和を求め、それを追え。(Iペトロ3:11)

日本メノナイト・キリスト教会

足寄教会は、日本メノナイトキリスト教会協議会に加盟しています。

日本メノナイト・キリスト教会協議会は、日本メノナイト宣教会に参加しています。