ここでは、2000年9月完成 予定 の新会堂建築の経過をお知らせしていきます。新会堂建築の話は1998年に「2000年完成」を目標として動き出しました。ここでは実際の工事が始まってからの工事の流れを、お知らせしていきます。

最初は1ページにすべて載せて画像も小さく押さえていたんですが、数が増えてとても重くなったので分割しました。それぞれの写真をクリックしてください。

なお、それぞれの文章の最後の日付は写真を撮った時のものです。

1) 旧会堂の全景から最後の礼拝、起工式、定礎式まで(2000.2.20-5.16)

旧会堂は今から約30年前に立てられました。

外から見ると結構きれいなんですが、もうそろそろ土台にも痛みが目立ちはじめたり、普段の礼拝では人数も少なく気付かなかったことが、チャペルコンサートで150人近くの人が2階の会堂に入ったときには、床が抜けるのではと思えるほどになりました。(2000.2.20)

3月5日には旧会堂での解体前の最後の礼拝が、隣の陸別、本別の教会との合同で行われました。その時の礼拝直前の風景です。

会堂は3月18日に取り壊されました。(2000.2.20)

4月9日起工式の様子です。

聖日礼拝後、工事関係者と教会員が現地に集まり、当時札幌白石教会の浅井牧師の司式で起工式を執り行いました。

工事は旧会堂を建てた、となりの陸別メノナイト教会の兄弟がいた小島建設株式会社です。

その兄弟は設計段階で召天されたのですが、その遺志を継いでくれるということでこの日契約をしました。(2000.4.9)

いよいよ基礎工事が始まりました。この角度から見ると、まだ高さもないのでそれほど広く見えません。

北海道では普通の住宅でもこれぐらいの基礎を作ります。写真の中央の四角いところの右側には、さらに高さ1400mmのブロックが埋まっています。(2000.4.25)

5月15日には基礎の会堂の中心近くに聖書を埋めました。

本当は基礎の一番下に埋めたかったのですが、基礎の穴を掘った一番下へ降りるのに足下の弱い人もいたので安全な方法を取りました。(^^;。(2000.5.16)

2) 鉄骨の組み上げから屋根の上の十字架からの街並。(2000.6.7-6.20)

6月5日、鉄骨の骨組みが組み上がって、全体の形ができ上がってきました。基礎だけだと大きく感じられなかったんですが、こうしてみると相当大きく見えます。

この数日前の教会員会で真っ赤な屋根に白い壁という外側の色が決まりました。遠くからも一目で教会とわかるようにというのがねらいです。この後、この場所から変化を写しています。(2000.6.7)

6月10日、大屋根の上の十字架の位置を実物大の木の模型を使って決めました。実物はステンレス製のものをアルミで囲い、白い焼き付け塗装をしてあります。(2000.6.10)

6月17日に現場に行くと、十字架が取り付けてありました。白い十字架が青空に栄えます。この写真を写しているとカラスが「一番乗り~」とでも言わんばかりに止まっていました。

そこで十字架のてっぺんからの風景は今しか見ることが出来ないので、監督さんに頼んでデジカメで撮ってもらいました。(2000.6.20)

 十字架のてっぺんから東側をみた風景です。東隣の公園と、北側の道路を挟んで遠くに町民センターが見えます。

手前に写っている公園のトイレは、旧会堂にそっくりのデザインです。こちらの方向へ約一時間で阿寒、オンネトーに着きます。(2000.6.20)

北側には住宅街がひろがります。右手奥山の手前のスギの木のある建物が町役場です。

陸別教会は足寄から北へ約40分です。(2000.6.20)

西側は右手奥に見える高いタワーが足寄駅です。正面の白い大きな建物は町立病院です。

現在その左側のクレーンの写っているあたりで移転工事が進んでいます。病院のあたりは地盤が高く、上の階からは教会の赤い屋根が見えることになります。

こちらの方向へず~~っと行くと、上士幌教会?(2000.6.20)

ブルーシートがかかっているのが礼拝堂2階の屋根です。

このときは屋根の断熱のためのウレタンを吹きつけていたので、飛散防止のためのシートです。

奥に写る山の向こうに十勝平野が広がります。本別教会はこちらの方向。(2000.6.20)

3) 屋根の下地処理が終わる。(2000.6.27-7.8)

屋根の下地処理が終わって外観がはっきりしてきました。(2000.6.27)

 水色の断熱ボードが張られていきます。

茶色く見える木のところにもこの後ボードが張られました。厚さは10cmあるそうです。(2000.6.27)

2階の床に床暖のパイプがはりめぐらされました。

写真はモルタルを入れる前の前処理をしているところです。(2000.6.27)

二階の床にモルタルが入りました。

会堂側の足場から写しています。(2000.7.1)

玄関前のアーチの部分です。

例の10cmの断熱材の上にウレタンを吹きつけて気密性をあげて、モルタルの下地のために板を打ち付けたところが左に見えます。(2000.7.8)

上からぶら下がって見えるのは、天井を支えるものです。

このときは2階の床暖のための床下の断熱処理のためにシートで目張りをしているところです。(2000.7.8)

4) 外側のモルタルのための下地処理。黒い教会?(2000.7.12-7.18)

外側のモルタルのための下地処理が施されて、窓枠がはっきり見えてきました。

黒い壁の教会というのもめったに見られないものです。(^^;(2000.7.12)

高気密のための強制排気システムのパイプ工事。

パイプの左の方の白っぽく見えるところにファンがつきます。(2000.7.12)

天井の板をつける下地がつけられました。

この写真もだいたい同じ場所から撮っています。(2000.7.12)

上の写真の所に柱がついて、壁の下地ができ上がりました。ここはトイレになるところです。

昔遊園地にあったミラーハウスのようです。ここまで来ると私のような素人にも部屋の広さが実感できるようになります。以外と狭く感じるものです。家具が入るとまた感じが変わるそうですが。(2000.7.15)

いよいよ屋根の工事が始まりました。このころ雨続きで礼拝堂の上から葺き始まりました。(2000.7.18)

玄関ドアの枠が入りました。

見本で見ると濃すぎるような感じでしたが、面積が広くなってみるとそうでもないものです。(2000.7.19)

モルタルの壁の下地ができ上がりました。

窓の上の半円形の部分がどう仕上がるかは、でき上がってのお楽しみ。(2000.7.18)

5) 屋根が完成しました。(2000.7.22-8.22)

屋根が完成しました。壁の色を白く想像してご覧ください。(2000.7.22)

礼拝堂の壁の腰板がつきました。

養生のためのシートがかけられています。(2000.8.2)

外壁のモルタルが最後の段階になってきました。

門構えがはっきりした形になってきています。(2000.8.2)

玄関を入ったところです。右手はスロープになっています。(2000.8.5)

玄関ホール吹き抜けの2階の手摺りがつきました。

二階にいても教会に入ってきた人を出迎えることが出来ます。なかなか開放的な空間です。(2000.8.8)

1階の床暖の工事がはじまりました。説教台側から会堂を玄関の方を向いています。

手前の方、つまり説教台側はピアノやオルガンを置くので、床暖は入りません。(2000.8.9)

礼拝堂の正面は全面木を張ります。その工事が始まりました。(2000.8.22)

6) 内装工事が始まります。(2000.8.22-8.2)

内装のクロスを張る下地処理が終わりました。

写真の右手の方にはもうすでにクロスが張ってあります。(2000.8.22)

今まで同じ場所から定点観測してきた会堂の全景です。

上の方の写真と外壁の色合いが微妙に違うのが解るでしょうか。もうすぐ白い壁になります。(2000.8.22)

正面の木が張り終わったので、前の会堂の十字架と同じ大きさの板で十字架を作り、次の十字架の大きさを検討しました。(2000.8.27)

2階のホールはパーティションで区切り、普段は廊下と小部屋と書庫、何かのイベントの時は一つのホールとして使えるようにしました。(2000.8.27)

外壁の塗装がおわり、足場がはずされて教会の全体像が現れてきました。

真っ赤な屋根に白い壁が派手かと思われていたのですが、以外とシックに落ち着いています。(2000.8.29)

上の方で書いた、窓の上の半円はこのようになります。

ほんの数センチの段差なんですが、以外と目立っていい感じになります。最初は玄関と同じ円窓にするつもりでした。(2000.8.2)

7) 厨房設備、フローリング、外壁の塗装など(2000.9.2-9.5)

厨房設備が入りました。ここも中身がないときは以外と狭く感じましたが、こうしてみると結構広そうです。

この日は水道の蛇口をもっと手前にするように工事が入りました。(2000.9.2)

2階からフローリングの工事が始まりました。

完成は9月末の予定です。もう間も無くです。(2000.9.2)

足場が完全に取り払われました。上の写真に写っていた、裏玄関の戸の保護シールも取れて外観が完成しました。

外回りの工事がそろそろ始まります。(2000.9.5)

2階のフローリングが終わって1階ももう少しです。

この日の朝、建築委員が集まってげた箱やクローゼットなど内装の打ち合わせをしました。(2000.9.5)

8) 教会の外観の昼と夜(2000.9.5-9.30)

正面です。ちょっと昔の教会をイメージしています。右側の街灯は、町に申請して少しずらしてもらうことになりました。

折角の正面を切り裂くように走る電線はどうしようも無いみたいです。じつはもう少し引くと左側に電柱が入ってきます。

この電柱教会に電源を供給するためにトランスが着いてますます目立つようになるようです。(2000.9.5)

後ろ側、南からの建物です。後部1階部分が礼拝堂です。

やはり赤い屋根が目立ちます。(2000.9.16)

西側の建物を遮っていた木々は、病気の木もあり、教会の土地では無くなったので切ることにしました。

西側は土地が高いので屋根が大きく見えます。(2000.9.16)

 照明関係の工事が終わりました。夜に夜景を写してみました。

玄関は上からのダウンライトと階段脇の水銀灯で照明しています。(2000.9.24)

まだ、足場がありますが、十字架は正面の壁の段になったところに蛍光灯を入れて横から照らします。

調光がついているのでキャンドルサービスの時にもほのかに照らし出すことが出来ます。(2000.9.24)

玄関を入って正面を見ると会堂の十字架と説教台が見えます。

設計当初から「玄関を入ったら会堂が見える」というのが条件の一つでした。今までは二階に上がっていたのが、礼拝に参加しやすくなりました。

「入りやすい教会」と言うコンセプトを実現するためのハードウェアの一つです。29日にワックス掛けがありました。(2000.9.30)

9) いよいよ引っ越し(2000.9.30-10.2)

この日正面の舗装工事が行われました。

地盤が歩道から結構上がっているので、車イスのスロープの出口約2x3mだけ水平に近づけてもらいました。冬場の除雪をこまめにしないと、凍ったときに足下が不安になりそうです。(2000.9.30)

牧師館での礼拝はこの日が最後です。

礼拝後、小物を新会堂に運びました。2日に小島建設に手伝ってもらって引っ越しをします。(2000.10.1)

小島建設で保管してもらっていたイスや机などの大きなものが運び込まれました。(2000.10.2)

イスを拭いて乾かすのに並べました。

前の会堂で目一杯だった数のイスが、まだまだ入りそうな余裕です。(2000.10.2)

10) 最初のイベント献堂式(2000.10.18-10.21)

正面の改装工事が終わりました。

逆光になっていた窓を木で埋めました。落ち着いた雰囲気に仕上がりました。(2000.10.18)

同じ日にでき上がってきた看板の取り付ける位置を決めました。(2000.10.18)

看板が取り付けられました。看板の板はオンコ(イチイ)のムク材です。この看板を作るときに、こちらの指定は字を彫込んでもらうことでした。ところが、看板屋さんが「宗教法人相手のときは、(字を彫ることは)身を削ると言って絶対いやだ」と周りを彫ることになりました。小島建設で「キリスト教は気にしない」と説明してくれたんですが、だめでした。(^^; でもいい雰囲気の看板に仕上がっています。(2000.10.21)

献堂式前日の撮影ですが、その前にげた箱が入りました。派手でなくオーソドックスな落ち着いたものです。(2000.10.20)

カウンターもつけました。献堂式のときには受付として活躍しました。落ち着いたら喫茶室を開店する予定です。「街の人たちが気楽に立ち寄れる教会」と言うのがコンセプトです。(2000.10.20)

いよいよ献堂式の当日です。天気が心配されましたが、良い天気でむしろ暖かいほどでした。(2000.10.21)

195脚のイスが20脚ぐらいがはみ出すだけでほぼ収まりました。(2000.10.21)

礼拝が始まりました。頌栄で全員が起立すると説教者が見えなくなります。やはり説教台が必要。(2000.10.21)

 2階のホールから見たところです。(2000.10.21)

礼拝後、賛美演奏のミニコンサートが開かれました。演奏は教会の姉妹家族とそのバイオリンの先生です。(2000.10.21)

11) まだ続きがありました。演台作成(2001.3.28-3.31)

献堂式で後ろの方から説教者が見えにくいことがわかり、説教台を作ることにしました。チャペルコンサートでも使えるようにピアノとオルガンの場所を除いたぎりぎりまで幅を取りました。(2001.3.28)

もうすでに天板の下地が出来ているところとこちら側では、縦の板がずらしてつけてあります。(2001.3.28)

縦板のあちこちには空気抜きの穴が開けられていました。(2001.3.28)

講壇は30日に引き渡されました。ピアノとオルガンがぎりぎりで入るサイズです。(2001.3.31)

結構高く見えますが、演台を載せると後ろの十字架とのバランスが丁度良い感じになります。(2001.3.31)

12) まだ、まだ続きがありました。玄関先の傾斜が急すぎて作り直しです。(2001.10.4-10.23)

やはり玄関前の斜面がきつく転んだ人までいるということで、作り直すことにしました。あちこちから見積もりを出してもらって、道東舗道(株)に決めました。(2001.10.6)

ある程度基礎の段階で、教会員が集まって出来上がりの高さに糸を張ってもらって、確認しました。もう作り直しはしたくないし、予算もありません。(^^;(2001.10.6)

斜面を緩くした分、歩道との段差ができます。壁で囲うと閉鎖された感じになるので、前面は花壇にします。(2001.10.9)

正面からそのまま公園側へ出られるようにします。そのため物置も移動することになりました。(2001.10.9)

基礎工事が終わりました。以前と比べても殆ど傾斜を感じないぐらいです。傾斜は一般的な舗装道路と同じ2%だそうです。後は舗装を残すだけになりました。(2001.10.16)

いよい舗装工事が始まりました。(2001.10.23)

正面から見たところです。花壇は正面玄関からまっすぐ出てきたところだけ階段になっています。実際には左右の花壇の無いところからの出入りになるでしょうが、正面玄関の解放感を出すために花壇を切る形にしました。また、前の会堂前にあった掲示板も見やすい場所に移動してきました。(2001.10.23)